なぜ「議員定数削減」が必要か? その2 借金と増える社会保障費

歳出の特徴は大きな借金と政令市一の高齢化による社会保障費の増大です。
市の借金は約1兆2,000億円、人口100万人とすると一人当たり120万円の借金となります。これは他都市と比べ大幅に公共事業をやってきた結果です。公共事業の費用を投資的経費といいますが、他の政令市はバブル崩壊後、投資的経費を落としていきましたが北九州市は国からの補助金がもらえるという理由で、平成12年まで増額し続けました。平成12年度の市民一人当たりの投資的経費額をみると北九州市は政令市平均の約2倍であることからもあきらかです。このツケが今来ており、公債費(年間の借金返済額)は以前は500億円程度だったのが、現在は700億円となっています。
高齢化による社会保障費の同大はいうまでもありませんが、これからも高齢化はさらに進み今以上に社会保障費は増え続けていきます。
高齢化と過去の借金のダブルパンチ、これが現実です。